沖縄移住、最初に教わった方言

ススキノのガールズバーもどきでバイトしていた時のことです。
プロモーション会社のの社長さんが良くいらっしゃってて、たまに芸能人を連れてお見えになることがあって、私がいない時にはそこそこビッグネームな人といらしてたんですが、私が接客したのは憂歌団でした。

「オマエ沖縄行くのか?じゃ、沖縄の方言を教えてやるよ、いいか?挨拶する時にはかならずホーミーって言うんだぞ、そしたらみんな仲良くしてくれるから」
この方言の意味をご存知の方もたくさんいらっしゃるとは思うんですけれど、けっしてご挨拶の言葉じゃないですよね。
ハワイの人たちがなんでもかんでも「mahalo」って言うじゃないですか、あんなニュアンスの言葉なんだろうと私は勝手に解釈したんです。
つまり信じちゃったってことです。

前回も書きましたが、私たちのはじめての那覇空港到着は夜の便でした。
空港ターミナルから一歩外に出ると、ねっとりと湿気を含んだ海のにおいがする空気に包まれて、私たち湿度の低い北海道から来ているでしょう、一瞬、なにコレ?って思ったんです。
あんまり気持ちのいいものではなかったです。

沖縄の方言

バス停を探したり公衆電話を探したりとソワソワしていた私たちを見つけた白タクの客引きのおじさんが近寄って来て、「お姉さんたち、どこに泊まるの?安いホテルあるよ」って。
私はここでカッコつけなくちゃと思ったんです。
なんにも知らない旅行者じゃないよアピールに、教わった通りの方言でご挨拶してみたんです。

もちろん白タクのおじさんは目を丸くしていましたが、片手を上げて営業スマイルは崩さずにスルーしてくれました。
私の方でおじさんが目を丸くしていたのに気付いて、「あっ、これはちょっとちがう?」と感じたので余計な挨拶はしないようにしたんですけど、まったくあの憂歌団の人は悪い人です。

結局私たちは自力でその日の宿を探すことをあきらめて、客引きのおじさんについて行ったんです。
素泊まり一泊2,500円と言うお値段の民宿の看板が出ている建物でしたが、空き家になったコンクリ建てのアパートで、2DKのガランとした一室に私たちは通されました。
何もない部屋の隅に布団が床に直で畳まれている味気ない部屋でした。

クーラーもついていなくて蒸し暑かったので、その布団を敷く気にもなれず、私たちは近所にあった24時間営業のスーパーに行って、アーサ入りの茶碗蒸しと言うのを見つけて、「アーサってなんだろね?」と言いながら買い、あと店頭にあった無料の求人誌をもらって部屋に戻りました。

沖縄の失業率が高いような話は聞いたことがありましたが、求人誌が無料なのは至れり尽くせりだなと思いました。

沖縄でのはじめての夜は、那覇の西町、前の運転免許の試験場があった辺りで過ごしたことになります。

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