沖縄移住、住み込みバイトの面接

沖縄ではじめての夜、私たちは民宿の部屋で軽く食事をしながらスーパーで持ち帰った求人誌を熟読しました。
探してみるとあるものなんですよ、私たちにピッタリな求人が。

「友人同士での応募可能、住み込みで3ヶ月契約の仕事」

具体的な職種が書かれていなかったのがちょっと引っかかりましたが、軽作業って書いてあるし、「そんなにハードなことないよね?明日面接行こうか?」って友人と相談したんです。

翌日、辺りを睥睨するように威風堂々とした新築の沖縄県庁舎向かいのビルの中に入っていた事務所に、私たちは住み込みバイトの面接に行きました。

「あなたたちみたいにお若い方に言いにくいんですけど、ホテルの清掃がお仕事なんです」

面接担当の男性社員がすまなそうに言いましたが、時給650円プラス1日150円の離島手当付きと言う条件は、前夜求人誌で見た広告の中では良い条件の方でした。

どうして掃除の仕事で後ろ暗そうにしているんだろう?と面接の担当の方に軽く聞いてみたら、「みんなが遊んでいる時に仕事をしなくてはいけないから」とか言われたんですけれど、働くってそんなもんではないですか。

仕事の内容にはそんなに私たち、抵抗がなかったんですが、面接担当の方はさらに身を折るように、「勤務先ですが、石垣島のちょっと先の小浜島と言う島です」と言ったんです。

石垣?
石垣イチゴが食べられる?

沖縄 住み込みバイトの面接

私の頭の中では石垣と言うフレーズがイチゴに脳内変換されて、「よっしゃー!レディー?ゴー!」みたいな感じで、「行きますよ私たち、よろしくお願いいたします」って前のめりで離島行きを決めちゃったんです。
3ヶ月間で一体いくら貯金できるんだろう?とか、ベクトルはすでに完全にそっちの方を向いていました。

でも、ちょっと待ってください。
たしかに面接担当の方は、勤務地は小浜島のリゾートホテルって言いましたよね。
それに石垣イチゴが食べ放題なんて確約をもらったわけではありませんよね。
明確に言われたのは、小浜島は20時まで外が明るいって、どうでもいいようなことだけです。

それでも私たちは1日置いた日の飛行機で、石垣島に渡ることを面接担当の方に伝えました。
船便だと石垣島までの交通費は会社負担と言われましたが、船で一泊しなくてはいけないらしいことに抵抗を感じたんです。
飛行機代は自己負担で片道約12,000円、フライト時間は40分程度でした。
この時だけは始終貧乏旅行者だった私たちも、お金は使った方がいいって思ったんです。
船酔いしてゲロゲロ状態で、知らない島に行くのも怖かったし。

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