小浜島のリゾートバイトが始まりました

翌朝からはリゾートバイトの初日でした。
私たち、良く眠れたか?って、眠れたわけないでしょう。
カナブンがやかましかったのと、一晩中ガジャン(蚊の沖縄方言)がブンブンしていて、あー、今、刺されてるんだろうなって絶望しながらの夜だったんです。

朝起きたら身体中痒くて、お昼休みに何箇所蚊に食われているか数えてみたら30箇所以上跡がありました。
「北海道の血だからめずらしくてガジャンも集まって来たんじゃないの?」
バイト仲間の子に言われたんですが、ガジャンもバカじゃないと思うので、これは当たっているかと思いました。

私たちがリゾートバイトをすることになっているホテルは、当時小浜島に一軒だけあった大規模なリゾートホテルで、東京ドーム20個分の敷地にコテージの客室が分散している規模もお値段もハイクラスなホテルでした。

働いているときには考えもしなかったんですけれど、最近「一度くらいお泊まりしてみてもいいかな?」とか思ってネットでサービスや料金を調べてみたことがあったんですけれど、今では経営会社も変わり、ホテルの客室もアジアンテイストにリノベーションされて、チープなラブホみたいなホテルになっているようだったので止めておきました。

リゾートバイト

それでも客室が広いホテルで、いくらチープにリノベーションされたとは言え、開放感のある客室や、敷地内で放し飼いにされているクジャクや水牛などの動物たち、どこを見ても美しい沖縄の風景が一望できるポストカードのようなロケーションはなつかしいものでした。
今ではさらに、敷地内のあちこちでハンモックに揺られてくつろぐこともできるみたいで、その管理は誰がするのかちょっと気になったんですけれど、まぁすてきなホテルです。

けど掃除に入ると広い客室は仇となるんですよね。
客室が広いだけ備品やアメニティなどのセッティングが煩雑で、たとえばこのホテルは4人1室が基本なので(たまにエクストラベッドを詰めに詰めて、6人様チェックインなんてこともあったんですが)、グラスやコーヒーカップの類も4脚一組なんです。
カップやスプーンの向きはそれぞれ決まっていますから、2名一室設定のホテルよりも当然作業量が多いんです。

客室が広いので掃除機をかける広さも単純に広く、初日に担当した新しめのコテージのカーペットは縞模様で、この縞を乱さないように掃除機をかけなくてはいけないとか、目の前が真っ暗になりました。

「いいから何もせんどって!」一緒に組んだ先輩バイトの女性は何をしたらいいのか手も足も出ない私に怒気を含んだ声でピシャリと言いました。
それくらい私は最初は何もできなかったんです。

 

 

 

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