石垣島からのヘルプのオバさんたち

前回、小浜島の祭りごとについて書きましたが、小浜島の機能がストップしても、ホテルのチェックイン部屋は待ったなしです。
こうなると石垣島のパートのオバさんたちを回してもらうしかないんですが、このオバさんたちが生狡くって。

那覇の本社から視察を兼ねて小浜島の現場に入った社員さんは、小浜島の住民の質が良くないとか文句の嵐でしたが、私に言わせれば石垣島からのヘルプのオバさんたーの方がよっぽどでした。

ホテルはコテージだから、清掃に入るのにはとにかくにもつが多いんです。
備品を積んだワゴンと掃除機だけで移動できるシティホテルとちがって、ホース類、ブラシ類、バケツだのとにかく持ち歩くものが多くて、小浜島のパートさんと組む時は、荷物は分け合って持ってくれるんですけれど、石垣島からのヘルプのオバさんたちは、よう持ってワゴンを押すくらい。

若手の私たちに、あんただちは体力があるんだから、とか言って掃除の道具をぜんぶ私たちに持たせるんです。
ホースからブラシからバケツまで持たされて、私たちほとんどクリスマスツリーですよ。

ベッドメイク チップ

石垣島からのオバさんたちが手ブラで客室に入って行くのはもうひとつ理由があるんです。
日本ではベッドメイクのサービスに対してチップは出さないのが一般的ですが、私がバイトしていたリゾートホテルでは、海外を旅慣れたお客さまが少なくないのか、チップを置いて行かれるお客さまが少なくなかったんです。

それだけアッパークラスのホテルだったんです。

私、見ちゃったんですけれど、ルームキーを開けて石垣島のオバさんたちは、まずベッドサイドのテーブルをチェックするんです。
そこにチップの千円札でも置いてあったら、石垣島のオバさんたちはすかさずそれを制服のエプロンのポケットに入れちゃって、それはもう「なかったこと」になっちゃうんです。
私がジーッと見てるのに、ですよ。

小浜島のパートさんが同じように枕銭を見つけたら、「あいー!今のお客さん1,000円置いて行きよったよ。あとで半分にしようね」と誰でも言ってくれたんです。
そもそも小浜島のパートのオバさんは道具を持つのも若手ひとりに集中させないで、半分は手伝ってくれました。

石垣島からのヘルプのオバさんたちですね、なにもくれないわけではなかったんですよ。
お昼休みに自分の家で焼いてきた赤児の頭ほどの大きさのあるサーター天ぷら(サーターアンダギーって言う地元の人はあまりいません)をちぎって分けてくれたりはしました。

石垣島ではサーター天ぷらも巨大なんだな、ってことは分かったんですが、私はやっぱり目先の500円、1,000円が欲しかったし、そちらが重要なことだと思っていました。

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